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気象病

梅雨が明けたと言っても最近は雨が多く、今週はジメジメしている日が多くあります。

そこで最近よく聞く”気象病”について書きます。

天候の変化によって、様々な不定愁訴(頭痛や腰痛、首の痛み、食欲不振など・・・)が

出ることを気象病や天気痛と言います。

大体問題視されているのが 気圧 です。

しかし筆者は気圧はそこまで関係していないと考えています。

気圧が疼痛に無関係であるとは考えていませんが、雨が降る前になると症状が悪化するのは

”湿”の存在だと考えています。

(というより気圧が原因だけで済ますことは、他に手の打ちようがなくなり、

思考停止状態になります。)

日本人ではあまり馴染みのないストレスですよね。

東洋医学とはなかなか面白い考え方をする学問で

病の原因には

六淫外邪(りくいんがいじゃ)外からやってくる要素。風・寒・湿・暑・燥・火の六種類の邪気。
気象的なストレス(暑いや寒いなど)はここに分類される。
いわゆるカゼは背中にある風門というツボから風邪(ふうじゃ)が入ってくることで
発症する。
内生五邪(ないせいごじゃ)体の中(内から)発生する要素。内風・内寒・内湿・内燥・内火の五種類の邪気。
自然を大宇宙、体を小宇宙と捉えているため、自然で起こりうる邪は体の中でも発生するという考え方です。
甘いものの摂りすぎ、冷えなどで胃腸腎が弱ると水の巡りが悪くなり、停滞し起きるようになります。

雨が降る前から湿度が上がってきます。外邪としての湿が存分にある状態で

体の内湿が発生すると、症状が出やすくなります。

湿の性質は、ドロドロしたような状態になるイメージで

重だるさ、気怠さ、疲労感、鈍痛といった性質の症状が特徴です。

なのでこの時期は湿に効くツボを追加で使うことが多いです。

お灸も加えると効果が出やすいんですよね。

以上が気象病についてです^^